ブライトコーブの舞台裏:動画で企業文化を構築
Brightcove News
各都市のオフィスであれ、リモートのホームオフィスであれ、従業員が世界中に分散している場合、まとまりのある企業文化を構築することは容易ではありません。ブライトコーブは芯から動画の会社なので、動画コミュニケーションを活用して社内文化を築き、グローバルな労働力を統合しています。そして、それはかなりうまく機能しています。ポイントは「個性」です。近年、当社の動画プログラムをアップデートする機会が2件ありました。どのように実践したのか、ご覧ください。
経営陣からのコミュニケーション
社内の動画、特に企業の経営陣が関わる動画は、クリエイティブチームにとって難しい場合があります。一般的に、経営陣から伝達されるメッセージには厳しい制約があり、まず始めにやってしまいがちなのは、最初から出来栄えが保証されるようにと、細部まで脚本に基づいた動画を作成することです。このアプローチの問題は、出演者がロボットのように感じられ、メッセージが友好的または温かみのあるものとして伝わらなくなり、自然な個性が失われがちになることです。
私たちは、新しい動画では、ブライトコーブのCEOであるジェフ・レイが、動画に情熱を注ぐ、愉快で親しみやすいリーダーであることを示すように意図しました。世界中の従業員全員が、どこからログインしていても彼を知っているように感じてもらうためです。プロデューサーのジェイソン・オリベイラが、天才的なコンセプトをプレゼンテーションしました。「動画ポッドキャスト」風のセットを作成し、脚本ではなく箇条書きを用い、カメラの前で本質的な会話を展開するというものです。本ブログ投稿のトップにある動画で、この舞台裏を確認してください。
出演者に対しての信頼は必要でしたが、このスタイルの最初の動画は、まだ暑さと話題性が残っている内に、真夏の重要な最新情報を社員に伝えることに成功しました。これは、微動だにせずスピーチをする頭部の動画よりもはるかに魅力的です。ジェフと彼のゲスト、CROのリック・ハンソンとデザイン担当バイスプレジデントであるキャロリン・パンピーノは、個性によって魅力をもたらしました。
社内イベント
各都市のチームやリモートワークをしているチームが、イベントに参加していると感じられるようにするため、私たちは過去数年にわたり、毎年恒例の卓球トーナメントをライブ配信しています。これはブライトコーブの夏の大きな伝統行事の1つであり、世界中の社員を巻き込みたいと考えているのです!2019年夏、私たちはこの伝統を拠りどころとしつつ、個性(またこの言葉が出ました)を加える機会を得ました。多くのハイテク企業と同様、ボストン本社の卓球台は集いの中心的な場所であり、毎年のトーナメントは接戦となります。新たなライブ配信には試合のドラマ、そして正直なところ、卓球特有の馬鹿らしさと面白さを反映させたかったのです。
トーナメントの最終戦では、実際のライブスポーツイベントを模して、ライブ配信にスポーツ解説とオープニンググラフィックを追加しました。また、リアルタイムでスコアを更新するために、スコアボード用にカメラを設置し、ピクチャーインピクチャー(画面の隅に小さく別の画面を表示)で表示しました。さらに、試合の音が鮮明に聞こえるよう、卓球台にマイクを取り付けました。完成版の動画が企業文化を社外の視聴者に紹介するのに優れた方法であることがわかっていたので、Brightcove LiveのSNS配信機能を使用してFacebookにライブ配信することにしました。
ほんの数時間以内に、このライブイベントのSNSエンゲージメントとリーチは、過去3か月間にFacebookに投稿した動画すべてを既に上回っていました。私たちの結論は次のとおりです。
- Facebookは、舞台裏の紹介や求人コンテンツにとって優れたチャネルです。そのため、社内コミュニケーションの最も楽しいコンテンツをFacebookに再活用することを検討してください。
- 少しの仕上げと個性が、強力な視覚的要素、遊び心と組み合わさることで、Facebookでのライブイベントの結果が向上します。
結局、これはかなり少しの努力でハイリターンが得られる結果となりました。私たちは何か新しいことに挑戦する必要があり、Brightcove LiveソリューションとBrightcove LiveのFacebook配信機能を使用して、通常の社内視聴者に加えてソーシャルメディア向けの魅力的なコンテンツを作成することができました。
動画は、文字や写真では伝えられない方法で信憑性を伝えることができるため、特別な媒体です。ただし、リスクと不確実性を受け入れる必要があります。そうしないと、「本物らしく振る舞おうとしている企業」と判断されてしまいます。動画は見た目の良さで判断するものではありません。すべてが思い通りにならないリスクを受け入れ、会社の個性を伝えれば、見返りは非常に大きくなります。Eメールによる情報共有では不可能な方法で、社員を団結させることができます。