スポーツファンを動画でエンゲージする方法
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スタジアムでメガホンを手に応援することや、ビールを飲みながら観戦することは、いつの時代もスポーツ観戦の醍醐味です。しかし、この 1 年でファンがスポーツを楽しむために、インターネット動画配信は不可欠になりました。スポーツチームや団体は、ファンとエンゲージメントを強化するために動画の活用を加速させています。
先日、ブライトコーブは『The National Sports Forum Spring Summit』のスポンサーとなり、"どのように動画でファンとの距離を縮めるか" というテーマで、ワークショップを開催しました。
本記事では、同ワークショップでのディスカッションをもとに、スポーツチームや団体がどのようなユニークな方法で動画を活用し、視聴者層を拡大しているのかをご紹介します。
試合以外のファンエンゲージメント
スポーツの試合やイベントは、非常に価値のあるコンテンツです。しかし、熱狂的なファンのエンゲージメントが、試合終了と同時に冷めるわけではありません。試合終了後も、以下のような方法でファンを魅了し続けることができます。
いつでもコンテンツを視聴できる動画配信アプリの開発。
全試合の放送のみならず、ハイライトや、週間ランキング、特定のプレーなど、ファンが体験することができるコンテンツの選択肢を増やす。
テーマに沿ったチャンネルの用意。例えば、トップ10プレーヤーの紹介や、彼らのベストシーンを集めたコンテンツなど、過去に配信したのテレビ放送や映画、ドキュメンタリーなど、動画資産の再活用。
スポーツをテレビやアプリでゲーム化し、自分で操作して楽める体験の提供。
ドラフト当日に、ファンとOBが一緒に参加するイベントの開催。
オリジナルコンテンツでファンを増やす
インターネット上には無限のスペースがあります。そのため、想像力されあれば何も制約を課されることはありません。以下のようなコンテンツを用意することで、ファンのエンゲージメントを高め、用意したインターネット空間に何度も足を運んでもらえるようになるでしょう。
スコアボードを配置するだけではなく、選手の成績表、ハイライト動画、ライブ投票、トリビアなどが表示できる、動画再生プレーヤーの作成。
感情を揺さぶるエモーショナルなストーリーを、オリジナルのドキュメンタリー番組として製作。短編と長編のシリーズを用意。
ライブ配信中に提供するプロモーション企画の検討。スポンサーやパーソナリティ、主催者が連携し、ファンが熱狂する企画を準備。
選手の素顔やプライベートを紹介。選手が、外部のコミュニティに参加する様子や、プレーだけでない、個性を引き出す方法を検討する。
新シーズンが始まる際には、開幕イベントを開催。アーティストによるパフォーマンスなどによりエンターテイメント性を高め、一体感をうみだすイベントを企画。
ファンの熱狂を増幅する
スポーツチームが、動画の活用方法を見出すにつれ、今まで以上にファンを増やし、収益化する方法も急速に広がっています。
来場できないファンにも、ライブで視聴する機会を提供。どんなに大きなスタジアムや球場にも収容人数の制限がありますが、動画を利用することで物理的な制限を無くし、観客を増やすことができます。
インフルエンサーを活用し、スポーツや選手をプロモーション。
選手個人のSNSアカウントをコンテンツとして活用。
短期的な施策から、長期的なものまで、コンテンツをパッケージ化する方法を継続的に検討。
動画の視聴データを活用し、コンテンツの改善やターゲットの絞り込みに活用。
熱心なファンの声を聞き、コンテンツを提供し続けるためのアイデアを探求。
このように、試合やスポーツイベントで動画を活用することにより、ファンとチームや選手とのつながりを一層強め、熱狂を増幅させることができます。ファンのエンゲージメントを高めるために、更なる動画の活用をご検討ください。